LED植物育成ライトからの距離

明日は立春だと言うのに寒い日が続きます。

今冬は、室内で多肉植物を育てるためにLED植物育成ライトを3種類買って使っています。LED植物育成ライトの照射下に植物を置く場合、どの程度距離を置けば良いのかに悩んでしまいます。太陽光と違い、LED植物育成ライトを使う場合は光源からの距離が大きく照度に影響します。余りに近づけ過ぎると葉焼けが心配ですし、逆に離し過ぎると暗くなってわざわざライトを点灯させる意味が薄らいでしまいます。

以前も参考にさせてもらった
第2回 光はどうやって測ればいいの?(昭和電工株式会社)
にあるように、光合成光量子計が有れば良いのでしょうが、値段が高くて手が出ないですし...。手元に有るのはネットオークションで入手した中古のアナログ照度計だけです。

そもそも太陽光とはどういうものなのでしょうか。キヤノン株式会社さんが解り易い説明をしてくれています。
キヤノンサイエンスラボ~太陽の光(キヤノン株式会社)
太陽からは波長約500nm前後の光が地球に多く降り注いでいて、人間の目は長い間にそれに合わせて進化してきたようです。人間の目は波長555nmの光に一番敏感だとも言われています。人間が明るさの判断基準に使う計測器である照度計も、その人間の目の特性に合わせて作られています。

一方、植物はどうでしょうか。これも以前参考にさせてもらった昭和電工株式会社さんのホームページで解りやすく説明されています。
第1回 植物工場って照明暗くない?(昭和電工株式会社)
植物にとって重要なのは波長400nm台の青い光と波長600nm台の赤い光で、人間が一番敏感に感じる波長500nm台の黄色い光ではないのですね。

手元に有るLED植物育成ライトのスペクトラムはどうでしょうか?まずは、「600W 植物育成用ledライト フルスペクトル(SMARUPが販売)」を見てみます。しかし、商品紹介ページにはまともなデータが記載されていません。
スペクトラム
続いて、「40W GreensinDoor 植物育成ライト LED植物ライト」はどうでしょうか。商品紹介ページには2つのグラフが表示されていますが、形が違いますね。いい加減なデータですが、どちらかと言うと波長の値が記載されている下のグラフの方が信憑性が高いのかな。
スペクトラム
スペクトラム
最後に、光合成光量子束密度(PPFD)の値がしっかり記載されている「GREENSINDOOR LED植物育成ライト UV/IR LED 600W相当」はどうでしょうか。こちらも微妙ですね。グラフの目盛りが無いので、判断しにくいですね。
スペクトラム

いずれにせよ、キヤノン株式会社さんのホームページで紹介されていた太陽光の可視光域のスペクトラムとは、スペクトラムの形が違うようです。LED植物育成ライトは、消費電力に対する効率性を高めるため、青い光が強い傾向にあるようです。

今迄見てきた通り、太陽光下では意味の有る照度計の測定値ですが、LED植物育成ライト照射下ではその測定値の絶対値は余り意味を成さないようです。ただ、LED植物育成ライトからの距離に対する照度を相対的に判断する材料にはなるため、照度計を上手く使いながら植物の位置を動かすように試行錯誤し、最適な場所を見つけられるようにしたいと思います。
LED植物育成ライト
例えば、上の写真のようにハオルシアの鉢を並べた場合、写真右上の、他に比べ一周り大きい鉢の辺りはアナログ照度計で測定すると12,000ルクス程度有ります。一方写真左上の鉢の左端辺りは10,000ルクス程度になります。光源から少し離れた写真下段に並んでいる鉢の辺りは7,000ルクス程度しか有りません。今回計測したアナログ照度計の測定値が太陽光下で測る照度計の値とは意味が違うものと理解した上で、これらの植物にとって成長するのにベストな明るさの時に照度計が指す値を見つけられればいいかなと思っています。

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